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ツェッテルカステン×AI応用編|メモを育てて知識管理を次のレベルへ

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この記事は約6分で読めます。

「作業の手順書、もう一度
見直してもらえますか?」

新しい上司からの依頼。
最近、新人さんも増えてきて
説明する機会が増えています。

「確か、この前読んだ本に
良いヒントがあったはず…」

休憩時間、スマホでメモを開くと、
先日読んだ本のメモが見つかりました。

「そうそう、これだ。
『不得意』なら具体的なやり方を
教えてあげればいい。
でも『困っている』なら、
そもそも作業手順の見直しが
必要かもしれない…」

メモを読み返しながら、
作業手順の見直しのヒントが
少しずつ見えてきます。

積み重ねてきたメモが、少しずつ
私の「第二の脳」として
機能し始めているんです。

前回の記事では
基本的なセットアップと
日々の使い方をお話ししました。

今回は、そんなメモを
育てていく方法について
お話しします。

AIと一緒にメモを育てる

日々の気づきは、まず
Apple WatchとiPhone用の
メモアプリtextwellに溜めていきます。

‎Textwell
‎Textwell は多目的なテキストボックスで、メモ書き、メッセージ送信、ブログ執筆、検索、投稿など、あらゆる文字入力作業に使えます。シンプルさのために、Textwell には文字装飾や複数ノート管...

そこから毎日少しずつ、
AIに整理を手伝ってもらいます。

「この1日のメモ、
もう少し整った文章にして。
あと、大事なポイントも
拾い出してほしいな」

整理したメモは必ずObsidianに記録。
ここがメモの基本的な保管場所です。

‎Obsidian - Connected Notes
‎Obsidian is a powerful knowledge base that works on top of a local folder of plain text Markdown fi...

Obsidianでの管理には
大きな価値があります:

  • データを自分で管理できる
  • オフラインでも活用できる
  • グラフビューで全体像が見える
  • 自分なりのカスタマイズが可能

特にグラフビューは、
メモ同士のつながりを
視覚的に確認できる強み。
AIにはない特徴です。

さらに私の場合、
ClaudeAIのプロジェクト機能(有料)にも
同じ内容をアップロード。

AIに自分の知識を学習してもらうことで:

  • より的確な関連性の提案
  • 文脈を理解した対話
  • 過去のメモの正確な検索
    が可能になります。

ただし、AI機能は無料サービスでも
十分活用できます。
その場合は、Obsidianをメインに
日々のメモを育てていくのが
おすすめです。

メモの育て方3つのポイント

Obsidianを中心に、
AIの助けを借りながら
メモを育てていく方法を
お話しします。

1. 構造的なメモの作り方

散らばった考えをまとめる時、
まずAIにこう聞いてみます:

「このメモ、ツェッテルカステンの
形式に合わせて整理したいんだけど、
どんな構造にするといいかな?」

AIからの提案:
「以下のような要素を意識すると
良いかもしれません:

  • 具体的な状況:いつ、どんな場面で
  • 気づきや学び:何が分かったのか
  • キーワード:後で探しやすい言葉
  • 関連するメモ:既存の知識とのつながり」

このフォーマットで整理したメモを
Obsidianに保存。
これが基本の流れです。

2. つながりを見つける習慣

毎日の整理タイムでは、
新しいメモと既存のメモの
つながりを探ります。

まずAIに聞いてみる:
「この『作業手順の見直し』に関するメモ、
既存のどんなメモと関連しそう?」

「過去のメモを分析すると、
以下のような関連性が見えます:

  • 『教え方の工夫』について書いた
    先月のメモ
  • 『効率化のアイデア』をまとめた
    先週のメモ
  • 『困っている状態の分析』という
    読書メモ」

AIが提案してくれた関連性を
ヒントに、Obsidianで
実際にリンクを張っていきます。

グラフビューで見ると、
メモ同士のつながりが
視覚的に確認できて便利です。

Screenshot

3. 定期的な見直しと発展

週末の10分だけでも、
その週のメモを振り返る。
これが思わぬ発見につながります。

Obsidianでその週のメモを開いて、
AIにこんな質問:
「今週のメモを見返してみて。
何か面白いパターンや
気づくことはある?」

すると:
「今週は『教え方』に関するメモが
多かったですね。
特に『視覚的な説明』という
キーワードが複数回出てきています。

作業手順の見直しで、
図解や写真を活用する
アイデアが浮かんできますが、
いかがでしょうか?」

このように、AIとの対話と
Obsidianでの管理を組み合わせて、
メモを少しずつ育てていきます。

よくあるつまずきポイント

実践していく中で、
よくぶつかる壁とその対処法を
お話しします。

メモが増えすぎる問題

「メモが多すぎて、
整理が追いつかない…」

これはよくある悩みです。
Obsidianのメモが増えすぎたら、
まずAIに相談してみましょう:

「溜まったメモの中から、
特に重要そうなものを
見つけてもらえる?」

「はい、最近のメモを分析すると:

  1. 繰り返し出てくるテーマ
  • 作業手順の視覚化
  • 新人教育の工夫
  1. 具体的なアクション案
  • 図解での説明追加
  • 手順の細分化

これらを優先的に整理してみては?」

AIの提案を参考に、
Obsidianでの整理を
進めていきます。

つながりが見つからない時

「このメモ、何かに使えそうだけど、
どう活かせばいいんだろう…」

そんな時は視点を変えてみます。
AIにこう質問:

「このメモ、違う角度から
見るとしたら、どんな切り口が
考えられる?」

「このメモは『教育』の視点で
見ていましたが、『問題解決』や
『コミュニケーション』という
観点でも読み解けそうです」

この新しい視点をヒントに、
Obsidianで関連メモを
探してみましょう。

習慣が続かない時

「最近、メモの整理が
おろそかになってきたな…」

完璧を目指さなくていいんです。

例えば:

  • 週末10分だけの整理
  • その日のメモだけでもObsidianに
  • 気になるメモ3つだけピックアップ

小さな一歩から、
また始められます。

次のステップ:メモの可能性を広げる

基本的な使い方に慣れてきたら、
次はこんなことにも挑戦してみたい。

メモの共有と発展

同じような課題を持つ
チームメンバーと、
改善のアイデアを共有。

その時も、AIの助けを借りて:
「このメモ、チームで共有する時、
どんな風にまとめると
分かりやすいかな?」

Obsidianで整理した内容を
みんなで活用できる
形にしていく。

新しい視点の発見

定期的にAIに問いかけてみる:
「最近のメモの中で、
まだ気づいていない
パターンはない?」

思わぬ発見が、
次の改善のヒントに
なるかもしれません。

まとめ:メモを育てる楽しさ

大切なのは:

  • Obsidianでの基本的な管理
  • AIを上手く活用した整理と発見
  • 自分に合った続け方を見つけること

最初は「ただのメモ」でも、
少しずつ「活きた知識」に
変わっていきます。

無料のAIサービスでも、
十分に始められます。

まずは自分のペースで、
メモを育てていってみませんか?

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